2024年9月 ミャンマーでの洪水被災者への支援・実施報告
2024年9月上旬から熱帯低気圧に変わった台風11号は、中国や東南アジアで洪水被害をもたらしたことが日本でも報道されました。ミャンマー各地においては、シャン州、首都、中部などにおける被害が報道で取り上げられましたが、そのうちの中部に相当するのが、メイッティーラー周辺での被害です。
9月10日ころからフェースブックでその状況が伝わるようになり、ピョーブエ、チャウッセー、ターズィーといった町での洪水被害が大きかったことがわかりました。そこで比較的影響の少なかったメイッティーラーでは、こうした被災地への民間の人々による支援活動の動きが9月13日ころから本格化しました。
そうした動きの中で、JMCCが提携している僧院や日本語学校も支援活動を開始したことを受けて、フェースブックやJMCCのウェブサイトなどを通じて日本からの支援を呼びかけました。そして、集まった寄付金をJMCCの提携団体に託し、迅速に支援活動を実施することができました。
以下は支援を行った地域と内容で、支援物資は、主に緊急支援に必要な生活必需品や薬などです。
①ピョーブエ東部のスージンゴウン村、カンター村、アウンミンター村
②チャウッセーのバディーゴウン村
③カローのクエーヨウッ村
④ターズィーのタナウンカン村
⑤インレー湖のカヌー村とユワーター村
支援実施日:2024年9月18日
支援団体:僧院の寺子屋「ベーダーラン」の主宰者である僧侶ダマタラ師とその生徒たち
支援地:ピョーブエのスージンゴウン村、カンター村、アウンミンダー村
支援内容
・米(1ピィー=2.13kg)
・油(50チャッター=約900ml)
・干し魚
・漬け茶葉
・揚げ豆
・歯磨き粉
・石鹸
・インスタントラーメン2袋
・魚の缶詰
・下着
支援実施日:2024年9月18日
支援団体:JMCCと提携している日本語学校「Top1」のズィンヌエトゥン氏とその生徒たち
支援地:ピョーブエ、チャウッセーのバディーゴウン村
支援内容
・乾パン
・サンダル
・薬(風邪・頭痛)
・石鹸
以上を100人へ
・水
・弁当
以上を100~120人へ
・寄付・・・100000ks
・米(10ピィー)
以上を寺へ
・ガソリン・・・90000ks
総額158万チャットのうち
100万チャット分を支援
支援実施日:2024年9月24日
支援団体:JMCCと提携している日本語学校「Top1」のズィンヌエトゥン氏とその生徒たち
支援地:ターズィーのタナウンカン村
支援内容
・漬け茶葉(5チャッター)
・揚げ豆(25チャッター)
・ふりかけ(15チャッター)
・ラーメン(5袋)
以上を100世帯へ
96.3万チャット分を支援
支援実施日:2024年9月28日
支援団体:JMCCと提携している日本語学校「Top1」のズィンヌエトゥン氏とその生徒たちが、支援
支援地:・カローのクエーヨウッ村、インレー湖周辺のカヌー村とユワーター村
●クエーヨウッ村の支援内容
・毛布・・・5000ks
・現金・・・20000ks
以上を130世帯へ
325万チャットを支援
●カヌー村とユワーター村の支援内容
・米(6ピィー=12.8kg)
・油(50チャッター=約900ml)
以上を100世帯へ325万チャットを支援