ビルマの麺料理は、雲南料理などの伝来・影響によって、実にバラエティーに富んでいます。よってその多くは、ビルマ風中国料理といった捉え方が出来ます。しかし、中には、中国にはない、まさにビルマ料理と言える麺料理がふたつあります。ひとつは、米を原料とする麺の「モヒンガー」。もうひとつが、小麦粉を原料とする麺の「オンノ・カウスエ」です。
今回、料理教室で取り上げる「オンノ・カウスエ」は、ビルマ料理における代表的な麺料理のひとつ。ただその味付けは、ビルマ料理の中ではちょっと異色。 ビルマ料理は、隣国タイと違い、ココナッツを使ったり、甘く味付けたりした料理があまりありません。そうした中で、オンノ・カウスエは、ココナッツミルクを使ったやや甘みのあるスープが特徴。ただ、甘いといってもそこはビルマ料理、決してそれのみが際立つといったことなく、味のベースとなるたまねぎと鶏肉のエキスがココナツミルクと絡み合い、絶妙な旨みにあふれています。
今回の講師ドー・ミンミンチー先生は、とにかく料理好きで、歴代料理講師の中でもその腕前はナンバーワン。ビルマのおかあさんは、料理でお客さんをもてなすのが大好き。そんな家庭的な料理教室で、ビルマの味と技を体験してみてください。
すぐに定員になってしまいますので、参加ご希望の方は、お早めにお申込みください。