教育活動への協力~麻布高校の校外授業

6月9日(土)教育活動への協力~麻布高校の校外授業

麻布高校で行われている1・2年生合同の選択科目の中には課外授業を行う科目があり、昨年に引き続き日本におけるミャンマーコミュニティーを調べている生徒さんたち12名が、JMCCを訪れました。 所長と理事の説明の後、生徒さんたちから活発に質問が発せられ、とても有意義な時間となりました。

●●●生徒さんたちからのフィードバック(許可を得て一部を掲載)●●●

・・・僕が特に心に残った話は日本に来てミャンマーとしての自分より日本人であろうとしてしまう子供の話です。まず僕はそのようなことが起きるとは想像もしていなかったし、そのせいで親子で距離ができてしまうのはとても悲しいことだと思いました。また、民族というものはどんなことがあってもアイデンティティを失わず、違う文化の人がいても共生い合うと思っていた僕にとって考えが変わる興味深いものでした。そして改めて民族間の共生は難しいものだと認識しました。 

・・・またマヘーマーさん、落合さんのお二人がおっしゃっていたことで一番印象深いのが、「軍事政権の時代は不便だったが、 今より良かったといえる点もあった」というお話だ。「不便で抑圧されていた分、互助や連帯の意識は今より強かったように思われる」 というのを伺って、単純な二項対立では語れない時代の変化について思いを巡らせることができた。恥ずかしながら「軍事政権下の時代は全てにおいて今より酷い時代だった」というイメージを勝手に持っていた自分としては、この話は衝撃的でもあったが、不思議と凄く納得のいくものであった。