ニャウンガイン慈善学校を訪問

8月15日(水)メイッティラー市郊外のニャウンガイン慈善学校を訪問

孤児や家庭環境に恵まれない子どもたちの施設のことをミャンマーでは「パラヒタチャウン(慈善学校)」といいます。メイッティラー市郊外のトーマ村にあるニャウンガイン慈善学校は、1967年に地元の僧侶が市内に建設した孤児院がその原型。僧侶の死後、1999年に引き継いだ現校長のウ・ウィンフライン氏がトーマ村に施設を移転して現在に至っています。

1975年に政府から社会福祉施設として認定され、子どもたちの医療費は無料となっており、米や衣料費などの支援を受けてはいます。しかしそれは運営費の一部であり、支援者からの寄付やこの施設が行っている畜産による収入など、様々な支援や工夫によって子どもたちは支えられています。

2018年8月現在、この施設で暮らす子どもたちは65名で、その詳細は以下の通りです。

大学生(3名)、10年生(2名)、9年生(6名)、8年生(8名)、7年生(4名)、6年生(5名)、5年生(7名)、4年生(5名)、3年生(5名)、2年生(4名)、1年生(2名)、幼稚園(7名)、就学前課程(1名)、職業訓練生(6名)

民族は、ビルマ民族とパオ民族とがほぼ半々で、数名パラウン民族の子どもが所属しています。

少数民族のパオやパラウンの子どもたちは、270km程離れたシャン州南部のスィーサウンなどの出身。この地域で続いている内戦によって親を失ったり貧困状態に陥ったりした子どもが、ここへ連れてこられるそうです。

厳しい環境によって荒れてしまった子どもの心をケアし、将来のために頑張れるよう、ウ・ウィンフライン校長夫妻と5人のボランティアが子どもたちを24時間体制で見守っています。こうした支援の甲斐あって、セーダン試験(高校卒業資格認定兼大学入学試験)の合格者は昨年度12名(浪人生を含む)。セーダン試験の合格率は全国平均約30%ですから、こうした結果からも子どもたちの頑張りを垣間見ることができます。

アニャーと言われる上ビルマ地方に位置するマンダレー管区には、慈善学校が15校あり、そのひとつであるこのニャウンガイン慈善学校に、7月22日に行われたJMCCのまるごとビルマ体験パックで集まった募金8041円(約10万チャット)とJMCCからの支援金10万チャット、合計20万チャットを寄付させていただきました。

メイッティラーの位置するアニャー地方(上ビルマ)はサバナ気候で雨期でもあまり雨が降らないが、このあたりでは稲作が行われている。
ニャウンガイン慈善学校
子どもたちは小型トラックで通学します。
ここは男子の慈善学校。
職員は、校長のウ・ウィンフライン夫妻の2人とボランティア7名のみ。
ウ・ウィンフライン校長が、慈善学校について、子どもたちの状況から運営面までに詳しく説明してくださいました。
苦しい境遇に置かれ、挫けてしまった子どもたちの心をケアして立ち直りを支援すべく、どのような子も受け入れるというウ・ウィンフライン氏。
水は井戸水を使用。
家畜の飼育も施設運営の一端を担っています。
豚は、子豚を飼育して大きくなったら売りに出します。
この日は、支援者が訪れ、食事会が催されるそうです。
JMCCからも、7月22日に行われたまるごとビルマ体験パックでの募金などを寄付させていただきました。
この日は、地元の航空大学に通う学生さん家族も、自転車と寄付金を届けに訪れました。